獣医鍼灸学の歴史

以前フェイスブック会議室に書き込んだ内容をこちらへ
少し我が国における獣医学の歴史を振り返ってみたいと思います。
西洋の近代獣医学が導入されたのは、明治5年からになります。それ以前は主に家畜とか、戦国時代だったら武将などの愛馬を診る鍼灸や漢方薬を扱う医者(鍼灸師)が活躍していました。
江戸時代から続いている当家の先代達からは、昔は動物にもヒトにも同じように鍼灸をしていたと伝え聞いております。
その辺の話がこちらに一部載っていますので参照ください。
全日本鍼灸学会雑誌 Vol. 48 (1998) No. 3 P 264-266
『獣医針灸学領域から』岐阜大学農学部 工藤忠明
J-STAGEよりダウンロード<<こちらから>>
当家は明治39年に就職訓練施設「清聚学院」を設立して多くの生徒を世に輩出してきました。当時の鍼灸や按摩は盲人の特権的な職業でしたから、今でいう盲学校にあたります。そして今、私は盲人ではなく獣医師に鍼灸を教えています。獣医鍼灸というのを継承していくことが重要と思うからです。